本には多くの知識が詰まっています。それは物事を考えるときの肥やしになります。
- 知らなければ損をすること
- 自分の中の固定観念を壊してくれる考え方
- ふっと心が軽くなるフレーズ
たくさん読む必要はありません。気になったものをどれか1冊だけ、で良いと思います。
本を読むと知識が増えた分、人は変わります。その一助となれば幸いです。
すべての書籍をInstagramで、一部引用して紹介しています。ぜひ参考にしてください。
幸福のための人間のレベル論
人間レベルを9段階のフィールド、4つのステージに分類しています。自分の位置を客観視して、幸福レベルを上げる方法を理解するために書かれた本です。
また、自分が苦手な相手がどのフィールドの人間なのか、特徴と照らし合わせて確認することで、その人に対する注意点などを理解することができます。そうすることで対人関係のストレス軽減にも一役買ってくれるという訳です。
あなたが”けだものフィールド”の人間ではないことを祈ります 笑。
情報を正しく選択するための認知バイアス辞典
“バイアスがかかっている”というのは”偏った見方をしている”ということ。厄介なのは、バイアスが無意識下でかかっていることです。認知バイアスがどのようなものか知れば、情報を鵜呑みにしてしまったり、相手に丸め込まれたりするリスクを下げることができます。
本書では、数多くあるバイアスを
- 論理学系バイアス
- 認知科学系バイアス
- 社会心理学系バイアス
の3つに分類して、検証結果などを根拠として解説がされています。各20項目、全部で60項目の記載があります。
人が迷信を信じるメカニズムや、なぜ”恋は盲目”と言われるような状態に人はなるのか。なぜ占いは当たるのか、など。
ちょっとした雑学として読んでみても面白いですよ。
未亡人26年生が教える心地よいひとり暮らし
50代最後の誕生日プレゼントに、息子からブログの型枠とデジカメをもらった著者”りっつん”のエッセイです。
本書には、若くして夫と死別し、ひとり子育てを通して感じた心細さや決意。シニアブロガーとしてハツラツと生活をする中で感じたこと、ご友人との過ごし方、同居猫との暮らし、お一人のご年配のお金の話などが、優しい文体で読みやすく書かれています。
ひとりで子育てをされている方のみならず、親御さんと離れて暮らしている方にもぜひ読んでいただきたい優しい1冊です。
その日まで
2021年、99歳で逝去された瀬戸内寂聴さん、最後の書。
最後の書ではあるものの、死生観のみならず、幼少期の思い出や、若かりし日の交友エピソード、孫より若いスタッフとのやりとりなど、その内容は多種多様。
「長く生きていると、そんな風に思うんだ」と考えさせられることが、しばしばありました。思えば、90代後半というご高齢で、これほど自分の考えをまとめ、文章が書ける方の書籍というのは稀有なのではないでしょうか。
もしあと1年で人生が終わるとしたら?
3000人を超える患者の”最期”を見送ったホスピス医、小澤竹俊さんの著。
人は死を前にすると必ず自分の人生を振り返る。
そんな多くの患者の声を聞き、感じ取ったことをもとに書かれた本書は、“後悔しないように生きるには”、”自分らしく生きるには”、”自分の心の声とは”…様々な問いについて、考えるきっかけをくれる1冊です。
世間とズレちゃうのはしょうがない
東京大学名誉教授で医学博士、解剖学者の養老孟司さんと、足立新田高校中退で元落語家、タレントの伊集院光さんの異色の共著。
テーマは”世間からズレる”。
はなから自分と世間のズレを認識し生きてきた養老さんと、その身体の大きさから幼少期よりコンプレックスを抱えて生きてきた伊集院さん。
身近な話題から非科学的な話、各々のご専門の話などを交えながら軽妙なやりとりで対談は進みます。
”生き”苦しさを感じている人に読んでほしい、そんな本です。