- 仕事は辞めたいけど、次の仕事が決まってないから辞められない
- 貯金がいくらあれば仕事を辞めても大丈夫？
- 辞めてから転職活動したいけど、どのくらい期間がかかるの？
多くの人が仕事を辞めることができない理由の1つに”お金の不安”があります。
私は仕事を辞める時に、次の就職先は決まっていませんでした。
- 家計を見直して支出を削減する
- 生活に必要なお金の目安を把握する
この2点を抑えていたため、身体を壊す前に退職代行を利用して辞めることができました。生活費の見直しは、私の体験談を踏まえて説明します。
この記事を読むことで、仕事を辞めるために考える”お金のポイント”が分かります。
【結論】生活費の1年分を貯めましょう
生活費の1年分の貯金があれば、仕事を辞めることができます。
大手転職サイトのアンケート結果によると、転職活動期間は概ね3ヶ月～半年という結果がでています。
在職中に転職活動をしていた人が3ヶ月～半年で転職活動を終えています。そのことを踏まえると、仕事を辞めてから就職活動をした場合、活動に専念できる分、期間はもっと短くなると考えるのが普通です。
半年分では不十分
活動期間が3ヶ月～半年なら、貯金は生活費の半年分もあれば十分と考える人もいるでしょう。
しかし、すぐに就職できることと、納得できる就職ができることは全く別の話です。
自分の希望する仕事、職場環境の仕事に就くことができなければ、また退職する可能性が高くなります。貯金とはゲームでいうHPです。HPが多ければ、就職という”次の街”までの道のりが長くても大丈夫ですが、少ないと短い道のりしか歩けません。
HPが少ないと、多くのことを妥協する必要がありますし、判断ミスが致命傷にもなります。貯金にはある程度の余裕が必要です。
多くあれば良いというものではない
生活費を1年分よりも多く貯めておきたいと考える人もいるでしょう。
確かに、2年分、3年分の貯金をした方が余裕は生まれるでしょう。
しかし、多額を貯金するということは、それだけ今の職場に長く居続けることになります。理由は何であれ、辞めたいと思っている職場に長く身を置くことは、精神的にも身体的にも好ましくありません。
職場環境が今以上に悪くならないとも限りません
生活費を見直す
生活費の1年分を計算をする前に、月々の生活費を見直します。
ひと月1万円の支出が減らせれば、仕事を辞めるための目標貯金額が12万円も、2万円なら24万円も減らすことができます。
固定費の見直しは2点のみ
固定費は以下の2点を見直します。手続きは面倒ですが、済んでしまえば家計に与えるインパクトが大きい、コストパフォーマンスの良い項目です。
- スマートフォンの支払い料金
- 生命保険の支払い料金
スマートフォンは3,000円以上、
生命保険は5,000円以上は払いすぎです
スマートフォンの支払い
大手キャリア（docomo、SoftBank、au）でスマートフォンを利用している人は、すぐに格安SIMに乗り換えましょう。今の時代、3,000円以上は明らかに払いすぎです。
ahamoでも楽天モバイルでもmineoでも、大差はないので何でも良いです。大手キャリアからすぐに乗り換えることに意味があります。
私は15年以上、大手キャリアユーザーでした。愛着も思い入れもありました。
しかし、愛着があることと、スマートフォンを満足に使うことは別です。不自由なくスマートフォンが使えればよいのであって、大手キャリアに無駄に高い利用料を支払うことが目的ではありません。
私は見直しの結果、月額8,000円の削減に成功したので、
年額96,000円の支出が抑えられました。
当時はスマホ（ネット接続専用）＋ガラケー（通話専用）の2台持ちをしていました。今はスマホ1台で、更に支出を抑えています
生命保険の支払い
生命保険料の見直しって、どうすれば良いのか分からない人は多いと思います。くれぐれも担当の保険屋さんに相談してはいけません。正しい見直しなどしてくれるわけがありませんから。
以下に3つの動画を紹介します。生命保険の本質や必要な生命保険の種類、不要な保険がなぜ不要なのか、など細かく説明されています。
こちらの動画で固定観念を壊して、不要な保険は解約しましょう
私は、不要な保険をすべて解約し、月額20,000円の削減に成功したので、年額240,000円の支出が抑えられました。
<解約した保険の内訳>
- 貯蓄型保険：11,000円
- 医療保険：6,000円
- ガン保険：3,000円
実家（親）を頼りにする
親からお金を借りるわけではありません。理由をきちんと説明をして、支出が抑えられるように協力してもらいましょう。
例えば、実家住まいなら昼食代を浮かすためにお弁当を作ってもらう。一人暮らしならお米だけは実家から送ってもらう、など。
親は子供に頼りにされることを嬉しく思います。甘えっぱなしは良くないですが、時として頼るのは親子関係にとってプラスにもなります。いつか親に頼られた時に恩返しをすれば良いのです。
協力してもらえたら、コンビニでの無駄な支出なども控えて、
1日も早く目標金額を貯めて退職しましょう
【例外】つらい人は今すぐ辞めましょう
仕事がつらくて疲弊している人は、貯金額など無視して今すぐ仕事を辞めましょう。
“無理”は心身の病の原因です。無理して働き続けるくらいなら、今すぐ仕事を辞めてストレスから解放されましょう。
人は「自分は大丈夫」と思う生き物です。
- 明日も来年も5年後も、自分は生きている
- 交通事故には、自分は遭わない
- 震災が起きても、自分は助かる
- 大病を患っても、自分は治る
無意識に、そう思って生きています。
同じように「多少無理をしても、自分は今のまま（健康体）でいられる」と思っています。
しかし、それは違います
無理を続ければ、必ず心身に悪影響を及ぼします。病気になってからでは遅いのです。
無理をして働き続けた結果、お金は貯まるかもしれませんが、健康を害して病気で亡くなることになるかもしれません。
【辞めたいけど言えない】仕事を辞める方法3選をパターン別に解説
まとめ
- 退職に必要な貯金は生活費の1年分
- 貯金は半年分では余裕がない
- 貯金は1年分以上を貯める間に身体を壊すリスクあり
- 生活費を見直しましょう
- スマートフォンは3,000円以内、生命保険料は5,000円以内
- 実家（親）を頼りにしましょう
- 仕事がつらい人は今すぐに辞めましょう
- 無理は万病の元
- 身体を壊してしまう前に仕事は辞める
生活費を見直して無駄な支出を減らし、目標金額を決め、貯まったら辞める。プランはとてもシンプルです。
「自分は大丈夫」などと思わず、つらいと思ったら病気になる前に仕事は辞めましょう。
この記事が、あなたの退職の一助になれたら幸いです。
